2025年12月2日火曜日

山王町内自主防災訓練を実施しました!

11月30日(日)の過ごしやすい天気の中、朝から山王町の皆さんが山王日吉神社に集まり、「山王町自主防災訓練を実施しました。春住校区では各町内が集まって、小学校の防災設備や機器の扱い方を学ぶ機会がありましたが、今回は山王町内というより身近なお知り合い同士が集まって学ぶ初めての取り組みです。

消防車もこの日の為に日吉神社にお目見えしました!使わないことが一番ですが、必要な時の為にある車ですね!

専門の機器が車載されている車は、どうしてあんなに子ども達を引き付けるのでしょうね( ´∀` )。

消防隊員の皆様、団員の皆様集まって、今日の自主訓練の打ち合わせのようです。日々のお勤めご苦労様です。

定刻になり、町内会長より開催の挨拶を頂きました。日頃より防災についての意識を、住民自ら高めてほしいという願いから、今回の訓練の開催となりました。

博多消防署上牟田出張所より消防署隊長以下山王町防災訓練を主導して下さる皆様より、本日の訓練内容を紹介頂きました。大きく分けて、「AEDの扱い方」「消火器の扱い方」「応急担架の作り方」の3つの訓練となりました。

また福岡市役所より防災課の職員も参加されての実施です。防災訓練後、福岡市職員よりハザードマップ等の説明・レクチャーを行ってもらいます。

3つの訓練ですから、参加された皆さんも3班に分かれることにしました。ローテーションしながら3つの訓練を学びます。

「消火器の扱い方レクチャー」

今回は実際に消火器の中に入っている消火剤ではなく、水に詰め替えての訓練になります。

地域の皆さんも真剣に説明に耳を傾けて、いざ訓練開始です!

小さなお子さんもお母さんと一緒に使い方を学びます。

今回はお水ですが、実際の消火剤はもくもくと、その勢いににびっくりするでしょうし、何より火勢に驚かず消火出来るかでしょう。

「応急担架の作り方等」

こちらでは、身近な棒2本と毛布を使って「応急担架」の作り方レクチャーです。災害時には身近なもので応用していくことが大事だと思います。

また棒が無くても、毛布のみで要救護者を運ぶ方法も学びました。

多少体格が良い救護者もご覧の通り!運べます!

やはり担架だと運びやすいですし、安定しますね。

こちらでは、コンビニやスーパーなどで貰うビニール袋を活用しての「三角巾」です。これは確かに応急で使いやすい仕組みですね!

「AEDの扱い方」

様々な施設や公共の場に設置しているAEDの講習です。なかなか、その時にならないと実行できるか心配になる機器の一つです。せっかく町中に多く設置されてきているので、あとは私達がどれだけ扱うことに躊躇しないかでしょう。

その為にも大人から子どもまで今回はみんな改めて使い方を学びました。

電気による除細動の後、心臓マッサージを行います。子ども達も頑張れ!

屋外・屋内の3つの訓練が終わった後は、みんなで消防車見学です。

子ども達は防火衣を着せてもらいました。本当にこんな機会は中々ないですよね!

確かに!凛々しく格好良い!子ども達は職業服大好きですよね!その中でも火事からみんなを守る消防隊員の服は憧れかもしれません!

最後に福岡市が定めている地震や水害の危険度を表したハザードマップを福岡市職員から説明頂きながら、地域の防災環境を学びました。

皆さん訓練と共に防災意識もハザードマップによって、改めて高まったのではないでしょうか。普段よりどのような資材を備蓄していくのか、非常時にはどのようなものを持ち出すのか、考えるきっかけとなりました。

最後に消防隊員、団員の皆様、福岡市防災課の職員の方が地域までお越しいただいて、自主防災訓練と防災意識についてのご説明を実施して頂きました。参加した皆さんには、町内会が準備した「防災グッズ」を頂き、気持ちを新たにしました。
ニュースでは各地で自然災害等多く発生している昨今ですが、まずは私達の身近に出来ることから防災・減災を始めたいと感じた一日でした。