すっかり秋めいて、ようやく毎日長袖を着る季節となってきました。
山王町では11月10日(日)に「山王町歩こう会」として、地域の皆様の交流と健康増進を目的として、町内の皆様と一緒に太宰府まで行ってまいりました。
役員の皆様から本日の諸注意やプログラム進行の流れを紹介いただきました。小さいお子さんはすでに出発したがっていてとっても元気ですね。
山王町町内会長から開催のご挨拶を頂きました。山王町には山王公園があり、広場や集合場所には事欠かないのも魅力ですね。
歩こう会ですが、遠隔地まで行くのは、公共交通機関も利用します。小さいお子さんもいるので、団体行動には気を使いますね。乗り換えごとに集合点呼を行い、事故がないように気を付けています。世話役の役員の皆様お疲れ様です。
行きの最後の乗り換えは西鉄電車です。急行ですから乗り換えなしで天神駅から太宰府まで行けます。福岡でも仕事の関係や区の関係で、あまり西鉄電車になじみのない方もいらっしゃいますよね。逆にJRをあまり利用しない方もいて、交通網が発達している福岡ならではかもしれません。
太宰府につきました。駅舎も鉄骨ですが丹色の塗装をしているので、ほんのりと雅ていますよね。
太宰府の門前はご覧の通りです。午前中から賑わっていますね。そして外国人観光客よりも今七五三のご家族が多い!皆さん晴れの日ですね。
まずは太宰府に来たからには天満宮へお参りをと思い境内へ。横では観菊会が行われていました。皆さん丹精込めて咲かせています。
雅な天満宮の楼門です。この奥に本日のお目当てがあります。
現在太宰府天満宮本殿は、令和9年の式年大祭に向けて大規模修復中です。その仮殿がこちらなんです。仮殿を建築したのが藤本壮介建築設計事務所です。
福岡に住んでいながら2年くらい太宰府に来ていなかったので、この仮殿を見ることが出来てよかったです。もともと太宰府天満宮は、芸術振興に力を入れており、加えて第40代宮司の西高辻信宏氏が東大で美術史を専攻されていたこともあり、近年更に天満宮とアートが結びついた行事も多く、盛り上がっていると感じます。
この仮殿も3年ほどでなくなりますが、自然との調和を図る素晴らしい建築造形です。伝統を継承しながら現代的な感覚を取り入れるといった難しい課題に取り組んでいると思います。
仮殿横にある宝物殿にて建築家の藤本壮介展を拝観。仮殿が出来るまでのタイムラプス映像や、建築プランが本案に決定するまでのマケット(模型)群が圧巻でした!
最終案の模型です。綺麗。
お昼御飯の様子をパシャリ。ホルモンチャンポンです。美味しそう!ああビール飲みたい( ´∀` )
少し天気が怪しくなってきましたが、九州国立博物館まで足を延ばしてみました。通称、九博(キューハク)は、日本に出来た4番目の国立博物館です。その他は東京国立、京都国立、奈良国立です。それぞれが地域の文化遺産の保護と展示に力を注いでいます。太宰府に国立博物館があるのも頷けますね。
九州国立博物館の建築も建築家菊竹清訓の設計による設計で、内外に知れています。竜をモチーフにデザインされているようですが…見えんなぁ(;^_^A
エントランスには大きな飾り山が出迎えてくれます。表は有名な博多人形師の中村信喬氏の「大江山酒呑童子」の大作です。
展示は日本各地の出土品から、古来からの交流文物を体系的に展示しています。本来は特別展もあるのですが、今は改修中のようです。
写真がOKだった展示を撮影しましたが、教科書に載っている遺物もたくさん展示されていて、さすが国立博物館ですね。
土偶。可愛いですね。
ガンダーラ出土の遺物です。ブッダの苦行の様子を模しているのですが、欠けてしまっていることでより遺物の凄味が増しているように思えます。
用の美の究極でしょうか。
さあ、思いっきり大宰府を満喫した後は定刻通り集合して帰途につきます。みんな帰りのエネルギーは残っているかな?子ども達は帰りもエネルギーが有り余っているようですね( ´∀` )。大人は…
帰りの天神地下街のイルミネーション。すっかり街の装いは12月ですね…。綺麗と思う反面、気が急いてくるというか(;^_^A。
無事に全員山王町にある山王公園に戻ってきました。惜しかったですが、雨が降ってきました。けれど目的地だった大宰府は雨にたたられず満喫できました!地域の皆さんやお子さんともたくさんお話も出来たし、足が痛くなるくらい歩いたし、歩こう会の目的は達成できたのではないでしょうか!
歩こう会担当の役員からのご挨拶と町内会長からのご挨拶を経て解散となりました。
皆さんお疲れさまでした。